一般病棟で緩和ケアに関わるスタッフの負担軽減の一考察

医療法人社団 いちえ会 洲本伊月病院
一般病棟1) 訪問看護2) 緩和ケア外科3)
川 二美1) 佐伯 尚美2) 桂 あかり2)
西尾 美帆3) 橋本 芳正3)

目的

当院は平成25年3月一般病棟が増床して以降、主に外科一般病棟にて緩和ケアを行っている。
増床前3年間の一般病棟での年間看取り平均数は38名であったが、平成25年には105名と急増しスタッフの心の疲弊が懸念された。
今回スタッフの緩和ケアへの思いを知り、負担の軽減方法を検討した。

方法

① 緩和ケアに関するアンケートを病棟看護・介護スタッフに実施
② 当院の緩和パンフレットを使用した研修
③ 再アンケートの実施

結果

アンケート結果①→③、一般病棟での緩和ケアについて(複数回答可)
「頑張ろうと思う」33%→41%
「プレッシャーに思う」29%→29%
「どうしたらよいか迷う」54%→33%
「ゆっくり関われない・一般病棟では無理がある等」24%→0%。
研修の結果、「皆でできることを頑張ろうと思う」75%
「研修が今後の緩和ケアの参考になった」92%となった。

考察

初回アンケート結果より、頑張ろうと思うが忙しさに流され1人で悩んでいるスタッフが5割強みられた。
今回実際に使用しているパンフレットを使用し研修を行い、当院における緩和ケアの方向性の統一を図った事で、一緒に頑張っていこうという気持ちが引き出せたのではないかと推察する。
しかし、今後も多忙な業務に流されないようスタッフ研修や思いを表出する機会を継続していく事が必要と考える。