モニター装着の有無の希望を取り入れた看取りを開始して ~看護師の想いからみえたもの~

医療法人いちえ会 洲本伊月病院
緩和ケアチーム1)
〇川 二美1) 桂 あかり1) 佐伯 尚美1)
岡 頼子1) 西尾 美帆1) 橋本 芳正1)

はじめに

当院は淡路島にある病院で、終末期全ての患者にモニター装着施行し看取りを行っていた。近年モニター装着しない看取りが増加しており、昨年当院でも、装着しない看取りを試みた。家族の満足度は高かったが、看護師には不安な看取りとなった。今回、その問題点を踏まえ、マニュアルを作成し、モニター装着をしない看取りを開始した。その経過を報告する。

方法

2017年8月~2018年1月。モニター装着の有無の希望を家族に確認。希望に沿う看取りを実施。その後看護師へのアンケートを実施。

結果

22例に実施。装着:13例(うち2例は装着なしを希望するも気持ちが変わり装着)装着なし:9例。アンケートから70%の看護師が家族の希望に添っての装着を決定する方がいいと回答。希望を確認しての装着の決定については82%がどちらともいえないとなっている。その理由として、良い事だと思うが自分には荷が重い、家族の気持ちが変わることがあるから等があった。現在の方法については59%が今のままでよいとの回答であった。

考察

装着しない看取りに対し不安があり。医師からの説明、承諾書をとる等の対応により、看護師の不安軽減が図れている。また自分達は不安だが、患者・家族にとっては良い事だと感じる事で、装着なしの看取りを可能としているのではないかと推察する。今後も経験を重ね少しでも患者・家族の想いに添った看取りをしていきたい。