取り扱っている主な疾患
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)は快適な睡眠を妨げるだけでなく、生活習慣病とも密接な関わりがあると言われています。以下のチェック項目で3つ以上ある方や症状にお心当たりのある方は、お気軽にご相談下さい。
- 自己診断チェックリスト
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以上の10項目のうち3つ以上あてはまった方は、睡眠時無呼吸症候群の疑いがあります。
睡眠時無呼吸症候群の精密検査・治療
当院の呼吸器内科では、睡眠時無呼吸症候群の精密検査・治療を行っています。精密検査には1泊2日の入院が必要となります。費用は保険適応で、検査費と入院費を合わせて約3万円程度(3割負担の方の場合)かかります。
【精密検査について】
1泊入院し、検査機器を取り付けて眠るだけで、痛みもなく寝ている間に終了します。検査では、口と鼻の空気の流れ・血液中の酸素飽和度・胸部と腹部の換気運動・脳波・眼球運動・筋電図・心電図・いびきの音・睡眠時の姿勢などを記録し、睡眠時の状態を詳しく調べることができます。
禁煙外来
治療方法
自分に合ったアドバイスや、禁煙の治療薬を処方してもらえるので禁煙の成功率は高まります。
新たな治療法として登場した「ニコチンを含まない飲み薬」は、ニコチン切れ症状を軽くするだけでなく、タバコをおいしいと感じにくくする効果を併せ持ちます。
健康保険等による禁煙治療
一定の要件を満たすことで、禁煙治療に健康保険等が適応され、負担も軽くなります。
禁煙治療に健康保険等を適用するために必要なことは以下のとおりです。
健康保険等が適応される「禁煙治療を受けるための要件」4点を満たしていること。
- 禁煙治療を受けるための要件
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- ニコチン依存症を診断するテストで5点以上。
→ ニコチン依存度テスト - 1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数=200以上
- 夜間、何回か目を覚ます
- 1ヶ月以内に禁煙を始めたいと思っている
- 禁煙治療を受けることに文書で同意している
(問診票などに日付や自分の氏名を書きます)
※注意:前回の治療の初回診察日から1年経過していること。
過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことのある方の場合、前回の治療の初回診察日から1年経過しないうちは自由診療になります。なお、最終的なニコチン依存症の診断は医師が行います。
- ニコチン依存症を診断するテストで5点以上。
治療の流れ
健康保険等を使った禁煙治療では、12週間で5回の診察を受けます。
診察に行くと、はじめに喫煙状況などから健康保険等で治療が受けられるかをチェックします。毎回診察では、禁煙補助薬の処方を受けるほか、息に含まれる一酸化炭素(タバコに含まれる有害物質)の濃度を測定したり、禁煙状況に応じて医師のアドバイスを受けることができます。