検体検査に関するQ&A
血液検査その3 Q&A
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Q1どういう時に輸血が必要になりますか?
- 輸血は赤血球、血漿、血小板などの血液成分が不足した時に、それぞれの機能を補うために行われます。 血液を遠心分離して赤血球、血漿、血小板の3種類の成分に分け、検査結果・臨床所見に応じて患者さんが必要とする成分だけ輸血します。
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Q2血液型は調べてもらえるのでしょうか?
- ABO血液型、Rh血液型を調べるのは、輸血を必要と予想される場合や手術等の医療行為が目的の場合のみ病院で検査することができます。上記以外の目的での血液型検査は、保険診療対象外のため病院では検査できないことがあります。 一般的には、人間ドック、健康診断、献血などでは血液型検査を行っております。
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Q3耳朶採血を行いましたが、どのような事がわかりますか?
- 耳朶(“じだ”と読み、耳たぶのこと)から採血する出血時間検査を行っています。出血時間検査は、血を止めようとする働きを調べるための検査です。止血機能で最も重要なのが血液中の血小板で、数が少ない場合や機能が悪い場合には血が止まりにくくなります。その他にも、血管の働きや血液中の血小板の作用を助ける成分の働きが悪い場合や、薬の影響などでも血が止まりにくくなる場合があります。検査の方法は耳たぶに検査専用のメスを刺して小さな傷をつくり、出てきた血液を30秒ごとに紙で吸い取って、耳たぶから血が出なくなるまでの時間を測定します。主に出血を伴う手術や処置の前に行う検査で、事前に止血機能を確認する為に行います。