代謝、内分泌、消化器および腎臓疾患を中心に呼吸器、循環器疾患などすべての内科の病気に可能な限り対応しております。
循環器内科のご案内
循環器内科はおもに心臓病や血管の病気の専門科です。
高血圧・糖尿病・高脂血症などの循環器疾患のリスクの大きい人は循環器内科の診察と指導を受けましょう。
循環器疾患は喫煙・食事・運動・飲酒・肥満などの生活習慣との関連が深いので、生活習慣改善の指導が大切です。
狭心症・心筋梗塞には特に注意しましょう。
取り扱っている主な疾患
糖尿病
日本のみならず世界中で糖尿病の方が増え続けています。2006年にWHOで対処することが決議され、2007年より11月14日が「世界糖尿病の日」となりました。当院では、糖尿病教育入院(2泊3日より)、糖尿病教室(年数回)、外来インスリン導入などあらゆる糖尿病の方に合わせて可能な限り対応しております。また、糖尿病腎症などに対する透析も行っております。
脂質異常症(高脂血症)
高LDL血症(高コレステロール血症)、高中性脂肪血症、低HDL血症などの精密検査や生活指導を含む治療を行っております。
メタボリック症候群
メタボリック症候群の精密検査や生活指導を含む治療を行っております。マルチスライスCTを使用して、内臓脂肪や皮下脂肪を測定することが可能です。
呼吸器疾患
肺癌による死亡率は高いため、治療可能な肺癌を早期に診断することが大切です。当院ではマルチスライスCTを使用して、肺癌などの疾患の診断や治療に役立てています。
消化器疾患
下記のとおり診断・治療を行っています。
上部消化管 | GERD(胃食道逆流症)、胃十二指腸潰瘍(ヘリコバクターピロリ感染)、機能性ディスペブシア(FD)など。 |
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下部消化管 | 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎)、大腸ポリープなど。 |
肝疾患 | 急性肝炎や慢性肝疾患(B型肝炎、C型肝炎、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変)など。 |
腎臓病(慢性、急性)
慢性腎臓病(CKD)対策が注目されています。現在、2009年末にわが国で透析を続けられている方は、29万人以上(およそ500名に1名)にのぼっており、今後対策を行わなければ2017年には10万人以上の増加になると試算されています。透析患者数の増加、心血管系疾患の重要な危険因子、治療で腎機能の悪化や心血管系の発症を抑制できることを背景に、3月の第2木曜日を「世界腎臓デー(World Kidney Day)」 としてわが国だけでなく全世界で慢性腎臓病対策の必要性が叫ばれています。
慢性腎臓病は、単一の病名ではなく高血圧や糖尿病に伴うものも含まれます。腎臓病の有無は、尿検査と簡単な血液検査、ほとんど苦痛のない画像検査(エコー、CT、MRI)で診断可能です。とくに、尿検査は重要であり、多くのデータを得ることができます。原因の精密検査には、腎生検(腎臓の組織検査)が必要なことがあります。
尿検査異常(血尿、タンパク尿など)、腎機能異常(血清クレアチニン値、尿素窒素、尿酸など)、水・電解質異常(ナトリウム、カリウム、カルシウムなど)、血圧・脂質異常(高血圧性腎症、高脂血症、メタボリック症候群など)、糖代謝異常(糖尿病性腎症など)など広範囲な腎臓障害に対応し、診断・治療を行います。
血液浄化法
血液透析をはじめとする、各種血液浄化法に対応可能です。いろいろな透析合併症にも対応しています。透析の条件(時間、回数、開始時間など)や方法(オンラインHDFなど)、通院(送迎サービスなど)など個々の皆さんの状態に応じて対応していきますので、透析室へご相談ください。