2022年2月に最新のマンモグラフィ装置(FUJIFILM社製AMULET Innovality)を導入し、より質の高い検査と画像をご提供できるようになりました。
マンモグラフィ検査とは・・・
乳がんにかかる人は年々増加傾向にあり、特に40歳代から60歳代が最も多くなっています。早期発見・治療を行うことが望ましく、そのためには定期的な検診が大切です。 マンモグラフィ検査は乳がんの早期発見に有効であり、乳がんの初期症状である小さな石灰化や、自己検診ではわかりにくいしこりなどを画像としてうつしだすことができます。
新装置の特徴
圧迫時の痛みの低減
乳房を挟む圧迫板が従来のものに比べ柔らかく乳房にフィットする素材になり、装置全体が丸みを帯びた構造に変わったため、圧迫の際の乳房の痛み、身体が装置に触れる部分の不快感を軽減できる仕様になっております。
高画質、被ばく量の低減
画像処理技術の向上、最新モニタの導入により旧装置の約30%低い線量で、より高画質な画像を提供できるようになりました。
撮影時間の短縮
旧装置では画像表示のために約1分程度時間がかかっていましたが、本装置では撮影後、約15秒程度で画像確認を行うことができるようになり、撮影中の待ち時間が短縮できるようになりました。
乳腺外科を受診される方へ
下記に当てはまる方は、当院ではマンモグラフィ検査を受けられない可能性がありますので、事前にお問い合わせください。
- 豊胸手術を受けたことがある(脂肪注入も含む)
- ペースメーカー、植込み型除細動器装着中である
- 皮下埋め込み型ポート、VPシャント術後である
- その他、前胸部に埋め込みの機器等がある
- 妊娠中または妊娠の可能性がある、授乳中である
- 検査を安全に行うことが出来ないと判断された方
当院ではマンモグラフィの他に、エコー、触診、CT等、各種検査体制が揃っております。気になる症状がございましたら、上記に当てはまる方でもぜひご相談ください。
当院の診療体制
- 日本乳癌学会の専門医(指導医)が、乳がんをはじめとする様々な乳腺疾患に対する診察を行います。
- 撮影は女性技師3名が担当しています。
- 乳がん検診の画像診断はマンモグラフィ読影講習会を受けた乳腺専門医1名、放射線科医1名の2名体制で行っており、要精密検査となった場合や、自己検診にて気になる症状があるときには当院乳腺外科(毎週月曜日受付時間8:00~12:00、13:00~16:30)を受診していただくことが可能です。
- 乳房の悩みや健康診断で精密検査が必要とされた方、定期健診目的の方など、安心して各種検査を受けて頂けるよう準備しています。
乳がん検診・マンモグラフィ検査をご希望される方は健診センター(0120-185-150)までお気軽にお問い合わせください。