検体検査に関するQ&A
血液検査その2 Q&A
-
Q1糖尿病の検査にはどんなものがありますか?
- 糖尿病は全身にかかわる病気のため、いろいろな検査を行ないます。症状の把握や病気をコントロールするための主な検査としては、
1)診断の為の検査:血糖(空腹時・食後2時間値)、ヘモグロビンA1c、ブドウ糖負荷試験
2)治療・コントロールの為の検査:血糖(空腹時・食後2時間値)、尿糖、ヘモグロビンA1c、体重、血圧、血中インスリン値、血中・尿中C-ペプチド、抗GAD抗体
3)急性合併症の為の検査:尿糖、尿ケトン体、血糖、血中ケトン体、電解質、血漿浸透圧、動脈血ガス分析、血中乳酸、炎症所見(血算、CRP)
4)慢性合併症の為の検査(網膜症・腎症・神経障害その他):
網膜症:視力検査、眼底検査
腎症:尿中微量アルブミン、尿蛋白定量
神経障害:腱反射、振動覚検査、末梢神経伝導検査
冠動脈硬化症:心電図(安静時、運動負荷、ホルター心電図)、心臓超音波
脳血管障害:頸動脈エコー、頭部X線CT、頭部MRI・MRA、脈波伝播速度(PWV)
高血圧症:血圧測定
慢性感染症:胸部X線写真、尿路感染症(尿沈渣・尿検査)、血算、CRP